レビュー:『農コード革命』

こんな書籍があったので読んでみた。

【3日間限定】「農業×ノーコード」の実践書『農コード革命~スマート農業にプログラミングは不要の時代~』をKindleストアで無料販売開始!
株式会社農情人のプレスリリース(2023年1月20日 11時30分)【3日間限定】「農業×ノーコード」の実践書『農コード革命~スマート農業にプログラミングは不要の時代~』をKindleストアで無料販売開始!

初めに読んだ所感を簡潔に

全体の感想としては、ノーコードの概要とそれぞれの特徴がざっくりと書かれているイメージ。
所詮ネット情報のまとめ感は否めなかったかな、というところ。

本文全部が、書籍最後のカウンセリングフォームへのクロージングのための前振りだったのかなという印象も残った。

期待値として、
・IT農業のための具体的な導入ノウハウ
・詳細な運用方法
・運用して分かった実際の数字
・今後の改善展望
などが読めるかと想定していたので、読む前のハードルが少し高かったのかも知れない。

一方、読者へ即効性のある”診断フローチャート”や”コピペ可能なNotionテンプレ配布”は、読書欲を湧き立たせてくれるコンテンツで、自分が知見を書籍化する際は真似したいなと思いました。

全体や要所要所のエビデンス資料や小ネタも面白かったです。
後方の”その他今回学んだことを箇条書きで“にリストアップしておきます。

書籍構成の外観

本書のコンセプト:あなたに合った「ノーコード」で農業に革命を。今日からできるスモールスタートのメソッド。

第1章:IT面から見た農業の課題や現状について
・「〝勘と経験〟で成り立つ農業の限界」をキーワードに現在どのくらいITが農業に活用されているかを紹介。

第2章:手軽にお金をかけずにIT導入
・ノーコード初級編としてWebサイトやECサイトを作るためのサービスや方法を紹介。
Yes・Noチャートを準備して、あなたの状況に合わせて、どんなサービスが適しているか提案

第3章:あなたの農業に応用できるか想像してみよう
・ノーコード中級編として、農薬や作業管理のデジタル化を事例にどんなアプリを作れるか紹介。
・試しに使ってみたい方向けに、コピーしてそのまま使えるテンプレートを用意。

第4章:抜本的改革のために、事例を元に具体的なイメージを共有
・ノーコード上級編として、これからのノーコードの可能性に言及。
・具体的なイメージを伝えるために、AI技術でキュウリ仕分け機を一人で作り上げた農家の事例を紹介。

第1章まとめ:
・従来の〝勘と経験〟に頼る農業は限界を迎えつつある
・高齢化も相まって農業界におけるIT普及率は低い
・予算やスキルが限られていてもIT化は可能
・「ノーコード」がIT化の道しるべとなる

【ノーコード編】第2章・第3章まとめ:
・ノーコードで自社アプリの開発はもちろん、SaaSを活用できる
・現場の農作業が最も大変な農業界で、ITツールが農業を「快適で楽しい」ものに変革させる可能性がある。
・あなたの業務に役立つツールを見つけることがはじめの一歩
・アレルギー反応を示さず「ノーコード」や「SaaS」に近づいてみよう

第4章まとめ:
・知らず知らずのうちに私たちの身の回りにAI技術が活用されている
・AIの劇的な進化を支えているのは「ディープラーニング」
・そんなAIが誰でもできるルーティンワークを担う世の中に変化している
・AIに使われるか、AIを使うかはあなた次第
・恐れずAI技術に向き合い、ノーコードであなたの相棒にしよう

おわりのまとめ:小さな一歩と積み重ねの重要性
・はじめは小さくて取るに足らないように見える変化でも、何年も続ければ、やがて驚くような成果をもたらすということである。誰もが挫折を味わうが、長い目で見れば、生活の質は習慣の質によることが多い。同じ習慣を続ければ同じ結果に終わる。でも良い習慣を続ければ、どんなことも可能になる。『ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣』(ジェームズ・クリアー(著)、牛原眞弓(翻訳))
・アインシュタイン『複利は「宇宙で最強の力である」
『人生は攻略できる』(橘玲(著))
・毎日、少しのことでも継続すれば、あなたのスキルアップだけではなく、あなたに対する周りからの信用も積み上がるだろう。
・小さな改善が長い時間をかけてもたらす変化は驚くほどだ。計算してみよう。
もし毎日1パーセントよくなったら、1年後には37倍よくなるだろう。
逆に、毎日1パーセント悪くなったら、1年後にはゼロ近くになってしまう。
小さな勝利もささやかな敗北も、積み重なればはるかに大きなものになる。
『ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣』(ジェームズ・クリアー(著)、牛原眞弓(翻訳))

ネクストアクション

例)「1日たった5分でもノーコードやITのトレンドを調べてみる。」
例)「1日3文だけでもノーコードと農業を掛け合わせた事例やあなたの感想をインターネットで発信してみる。」

まねしたいと思ったこと

・無料ないし低価格(500円などワンコイン)でkindle本を出版して、本文の終わり部分に特典としてカウンセリングフォームを掲載しておき、集客につなげる。

・比較表やフローチャート診断は読者に対し即効性あって良い。アクションの促しからネクストアクションにも繋げやすい。

下記はノーコードサービス比較表。(google spread sheetで作成されているかな? 色合いと余白と文字揃えは修正しておきたいところ🤫)
もうちょっとノーコードサービスはあると思うのだが、非エンジニアでも扱いやすいサービスが載っているので良いかも。
(HP制作レベルだと、個人的にはnotion推し。ECサイトとかだとBASEとかメルカリとかで即日始めつつ、wordpressとかで自作ECサイトリンクを貼っつけといて、徐々にアクセシビリティの改善と流入を図るのが良いかな🤔)

ジャストアイデア:エンジニア向けの比較表とか作ってみようかと思う

ノーコード比較表

下記フローチャートは何かパワポみがある笑笑

英語のサービス名があるから横フローの方が見やすいかな?(kindle本への掲載の都合上、縦フローにしてる?とかかな?)

フロー分岐の”有料でもいい”は、何とのトレードオフなのかが分かるともっと良い。(例:有料だけどUIが良い。SEOに強い。etc)

ノーコードサービスは、これからN個出てくるだろうから、拡張性のあるマインドマップとかに自分用にまとめておこうかな。(プレゼンとかの資料で使う際はコピペでOKみたいなイメージ。最終更新日とかも入れておく。)

こだわりポイントは大事だよね。

上記以外に追記するとしたらクリエイティブ(シズル感のある商品写真、ブランドが伝わるデザインや構成)とかも注力したい。(🤫一番大切なのは適切な広告投資だったりする。)

そういえば、先日のもくもく会(各自が黙々と勉強する集い)の共有会でも、Adaloが話題に上がっていたなぁ。

その他今回学んだことを箇条書きで

語彙

・篤(とく)農家 = 栽培研究に裏付けされた実績を持ち、特定の地域や作物を代表する農家のこと

雑学/知見/共感ポイント

・農家のKPIを簡潔に言うと「量(面積あたりの収量)」と「質(美味しさや秀品率)」。

・認知向上や集客において、如何にバズらせるかは大事。常に流行を追っかけたり、日頃からその感覚は磨いておくこと。
例)これから流行するないし流行しているSNSの運用など(今だとTictok、Youtube Short、Instagramのストーリーやリール動画)。著者はブログとインスタグラムを定期的に更新することを続けたことで、卸売り・スーパーからの問い合わせはもちろん、テレビ局からの取材オファーが来たそうな。
余談:ペルソナとして、長野社長のハッピーチャンネルとか、運用方法からブランディングから成果まで、全部いいよね笑😂

・先日のChat GPTに触れる会で下記の予測を改めて痛感。AI時代に価値を発揮するための戦略を考えないと。。(例:「AI時代に生活を詳しく予想してみよう。」「対策は何がある?」→(AI時代に突入する前に、稼げる内稼げるだけ稼いで貯蓄しておく? 人間にしかできない芸を極める? AIネイティブの子供たちや顧客は、世の中に何を求め始めるだろう?))
余談:脳関連のサービス流行りそうだよね。(脳メモ、脳を効率よく使うメソッド)

2025年:まずドライバーの仕事が消滅。金融ではAIファンドマネジャーが人間を駆逐
2030年:銀行員、裁判官、弁護士助手など専門的頭脳労働者がAIに換わる
2035年:経営者、中間管理職、研究者、クリエイターもAIに。サラリーマンは逆年功序列化する

『仕事消滅AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』

・著者との共感ポイント。私も”遊びの追求”にヒントがあると思う。
私の心のなかでは、人間文化は遊びのなかにおいて、遊びとして発生し、展開してきたのだ、という確信がしだいに強まる一方であった。
『ホモ・ルーデンス文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み』(ヨハン・ホイジンガ(著)、里見元一郎(翻訳))
ヒトは本来〝遊ぶ生き物〟だ。アート、エンタメ、体験、それはすべて「遊び」に通じる。遊びこそが人間活動の本質だと考える。


きゅうり仕分け試作3号機<選果支援システム> こんなのやってる人いたんや👍

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